- バイクの個人売買で廃車渡しの理由を教えて
- 廃車渡しのメリットとデメリットを知りたい
- とにかく、答えを知りたい
結論、排気量ごとに廃車渡しを使い分けよう
下の図を参考にしてみて下さい。
50cc~250ccを廃車にするメリット・デメリットです
廃車メリット
- 名義変更のトラブル防止
- 税金支払い対策
廃車デメリット
- 手間がかかる
251cc以上の廃車にするメリット・デメリットです
廃車メリット
- 名義変更のトラブル防止
- 税金支払い対策
廃車デメリット
- 手間がかかる
- バイクの価値が下がる
251cc以上は、廃車にしないのがおすすめです
これが私の答えです。もちろん異論は認めます。
この記事では、ヤフオクなどの個人売買でバイクを売る時にバイクを廃車したほうがいい理由や、
251cc以上は廃車にいないほうがいい理由までを分かりやすくまとめ解説しています。
個人売買でバイクの売却を考えている人の不安を解消できる内容となってるので、ぜひ読んでみて下さい。
目次
バイクの廃車とは!廃車のやり方
バイクの廃車って何?
廃車とは登録を抹消した状態です
廃車ってきくと「ボロボロな状態」や「バイクが壊れて乗れない」状態をイメージしてしまいまうが、
ここでいう廃車とは、ナンバーを返却し登録がなくなったバイクのことをさします。
なので、バイクの状態は全然変わらないけれど、登録が一時的になくなった状態のバイクです。
そして、廃車していればバイクを持っていても税金を払う必要はありません。
でも、登録すれば公道をすぐに乗ることもできます。
廃車手続きには「一時抹消登録」「永久抹消登録」の2つがあります。
2つの違いは下記のとおりです。
バイクを売る時は「一時抹消登録」でOKです
廃車の手続きは「役所」や「陸運局」で簡単に実施できます。
廃車のやり方
廃車のやり方について解説します。
廃車の手続きは「役所」か「陸運局」でできます。
そして廃車すると書類の名称が変わります。
排気量 | 場所 | 廃車前 | 廃車後 |
125cc以下 | 役所 | 標識交付証明書 | 廃車証明書 |
125cc以上250cc | 陸運局 | 軽自動車届出済証 | 軽自動車届出済証返納証明書 |
251cc以上 | 陸運局 | 自動車車検証 | 自動車車検証返納証明書 |
125cc以下
125cc以下のバイクは住んでいる役所で手続きができます。
125cc以下の廃車手続き費用は無料です
- 標識交付証明書
- ナンバープレート
- 身分証明書
- 印鑑
- 廃車申告書
125cc以上250cc以下
125cc以上250cc以下のバイクは陸運局での手続きとなります。
125cc以上250cc以下の廃車手続き費用も無料です
- 軽自動車届出済証
- ナンバープレート
- 身分証明書
- 印鑑
- 軽自動車届出済証返納届
- 手数料納付書
- 軽自動車税申告書
251cc以上
251cc以上のバイクは陸運局での手続きとなります。
125cc以上250cc以下の廃車手続き費用は約500円です
- 自動車車検証証
- ナンバープレート
- 身分証明書
- 印鑑
- 抹消登録申請書
- 手数料納付書
- 軽自動車税申告書
近くの陸運局を知りたい人はこちらでお探しください。
バイク50cc~250cc 廃車渡しのメリット・デメリット
廃車メリット
- 名義変更のトラブル防止
- 税金支払い対策
廃車デメリット
- 手間がかかる
バイクは廃車して相手にわたす、自賠責は自分で解約する
コレが私の答えです。
理由を教えて
廃車手続きをすると、売却後のトラブルを最小限にできるから
理由について解説します。
まず一つ目は「名義変更のトラブル防止」について
廃車しないで、バイクを渡してしまうと名義変更が完了するまで書類上ではあなたのバイクとなります。
名義変更前に、もし事故おこしてしまった時などは、所有者であるあなたにも連絡がきます。
さらに、廃車しないでバイクを渡した時の名義変更のタイミングは、相手しだいです。
仕事が忙しくて、名義変更にいけない
名義変更のやり方がよく分からない
タイミングを相手にまかせる時点で不利な状況が十分に考えられます。
「名義変更のお願い」の電話をするのも、辛いですし、
電話にでてくれないかもしれません。
次に「税金支払い対策」について解説します。
コレも名義変更と似ている部分がありますが
「名義変更を完了するまで」税金の支払い義務はあなたにあります。
バイクの税金は4月1日の所有者で所有している人が支払わなければいけません。
なので、3月などのギリギリでバイクを売却。
けれど、あいてが4月1日までに名義変更をしてくれなかったとき、税金を支払うのはあなたになってしまいます。
コレも十分迷惑ですよね。
しかし、廃車してしまえば、バイクは登録するまで乗れなない状況になります。
さらに、廃車したバイクに税金の支払い義務はありません。
デメリットは、手続きにいく時間がかかること。
しかし、手続きはとても簡単で時間もそこまでかかりません、
なので、廃車してからバイクを渡すのがおすすめです。
個人売買等を利用する場合は、リスクを最小限にしましょう
自賠責保険は自分で解約
自賠責保険はどうすればいいの?
自賠責保険は返金があるので自分で解約しましょう
250cc以下のバイクの自賠責保険は、自分で解約するのが一般的です。
なぜなら、あらたに購入した人が自分で期間を決めて新しい自賠責保険に入ればいいからです。
さらに、自賠責保険の期間が残っていれば機関に応じて返金されます。
え、解約すると返金されるの?
残っている期間に応じて返金されます
下の表が残っている月ごとの返金額になります。
125cc以下 | 126cc~250cc以下 | |
1か月 | 210円 | 300円 |
6か月 | 1,250円 | 1,820円 |
1年 | 7,500円 | 8,650円 |
2年 | 9,950円 | 12,220円 |
3年 | 12,340円 | 15,720円 |
年数によって金額は違いますが、手続きは簡単なので、
1年以上残っているなら、返金手続きの価値アリです!
バイク251cc以上 廃車渡しのメリット・デメリット
廃車メリット
- 名義変更のトラブル防止
- 税金支払い対策
廃車デメリット
- 手間がかかる
- バイクの価値が下がる
メリットは250ccも251cc以上のバイクも一緒です。
250cc以下のバイクで説明したメリットが251cc以上のバイクのもあります。
一番の違いは、廃車するとバイクの価値が下がること
通常、251cc以上のバイクは車検が必要です。
で、車検が残っている状態で廃車手続きをしてしまうと、車検がない状態になってしまいます。
でも、買う側からすると車検が残っている部分にも価値があり、
車検の残りが多ければ、バイクの買取値段が高くなります。
車検があるバイクは、残りの車検にも価値がある!
廃車しないほうが高く売れるの?
廃車しないほうが高くれます!
これに、正解はありませんがやっぱり高く売りたいのであれば「廃車」しなほうが高く売れます。
個人売買やヤフオクでバイクを売りたい人は、バイクをできるだけ高く売りたい人だと思います。
そういった考えであれば、251cc以上のバイクは廃車しないで売却するのがおすすめです。
デメリットが不安な人は、廃車して売りましょう
残りの車検が少ないなどの状況であれば、買取価格にそこまでの差はないので廃車してOK。
考え方はひとそれぞれなので、自分にあった考えで売りましょう。
次に廃車しないでバイクを売った時の、対策について解説します。
廃車しないでバイクを売る時の対策
廃車しないでバイクを売った時の対策を教えて
おすすめの対策は、預り金を受け取ること
通常、個人売買やヤフオクはでバイクの価格を決めて、その価格を売った人がうけとるのが一般的です。
バイクが50万円売れた→売った人は50万円もらう
この形が一般的です。
で、廃車しないでバイクを売る場合は、名義変更完了までの預り金として数万円受け取る。
そして、名義変更が完了したら返すという方法がおすすめです。
このやり方だと、買った側もお金を預けているので、名義変更をするしかないという状況を作ることができます。
なので、商品説明に名義変更まで預り金が必要であることを記載しましょう。
「車検が付いておりますので、名義変更迄の預り金として3万円お預かりします」
こんな文章でOKです。
251cc以上のバイクの自賠責保険について
車検と自賠責保険はセットと考えるのが普通
さきほど説明ように、251cc以上のバイクには車検が必要です。
通常、251cc以上のバイクは2年に1回車検があり、その時に自賠責保険も2年間契約で更新されます。
なので、「車検」と「自賠責保険」はセットと考えるのが一般的です。
なので、車検ありでバイクを売る場合は自賠責保険はそのままで売りましょう
バイク買取業者に売る時について
基本、すべてのバイクを廃車しないで売ってOKです
廃車しなくて大丈夫
すべてのことを買取業者がやってくれます
当たり前ですがバイクの買取業者は、バイクを買って売るのが商売です。
で、名義変更していないバイクは売ることができないので、バイクの買取業者は早急にバイクの名義変更をやってくれます。
しかも、すべての書類を準備して手続きまで完璧に。
え、超楽じゃん!
楽してバイクを売りたいなら買取業者はおすすめ
ヤフオクや個人売買より価格的は安くなりますが、で時間を短縮できたりとメリットも多いです。
ストレスフリーや忙しい人は買取業者も検討してみましょう。
>>>【初心者でもOK】おすすめのバイク買取業者の選び方のコツを完全解説
結論:廃車してバイクを売れば安心
個人売買等で廃車してバイクを渡す、メリットとデメリットについて解説してきました。
大切なのは、自分がリスクをどこまでとれるかということ。
名義変更されないのが絶対にイヤダという人は「すべてのバイクを廃車」してから売りましょう。
いや、できるだけ」高く売りたい人は「251cc以上のバイクは廃車しない」で」売るのがおすすめです。
考え方は人それぞれなので、正解はありません。
自分にあった考え方でバイクを売りましょう。
この記事を読んで考えるのがめんどうになった人は、バイク買取業者がおすすめです。
>>>【初心者でもOK】おすすめのバイク買取業者の選び方のコツを完全解説
バイクを売る時の書類について知りたい人はこちらの記事をご覧ください。